レンコンがアレルギーの季節を応援!健康成分の解説とおすすめレシピを紹介
さまざまな栄養素を含むレンコンは健康や美容づくりに役立つ食品として知られていますが、実はアレルギーが楽になったという報告もあります。
レンコンを毎日食卓に取り入れるのは難しいので、レンコンを乾燥して粉末にしたレンコンパウダーを使ってアレルギーの季節を乗り越えましょう。
今回は、レンコンに含まれる健康成分や抗アレルギー物質、レンコンパウダーを使ったおすすめレシピをご紹介します。
レンコンに含まれる健康成分は?
レンコンには、健康増進に役立つさまざまな成分が豊富に含まれています。
ここでは、レンコンに含まれる主な健康成分と、それぞれの働きを4つご紹介します。
1.ビタミンC
レンコンには複数のビタミンが含まれていますが、中でもビタミンCの含有量が豊富で、生の可食部100gあたり48mgも含まれています。[注1]
ビタミンCはウイルスや細菌と戦う白血球やリンパ球に多く含まれていることから、免役機能の強化に役立つほか、コラーゲンの生成を促して肌を生き生きと保つといわれています。
また、ビタミンCは鉄の吸収を促すため、貧血に悩む方にもおすすめの栄養素です。
他にも、老化のもとになる活性酸素が作られるのを防ぎ、若々しい毎日に役立ちます。
[注1]文部科学省|第2章 日本食品標準成分表 6.野菜類2.タンニン
タンニンとは、自然界に広く存在するポリフェノールの一種で、苦みや渋味のもとにもなる成分です。
タンニンには、腸に働きかけ、お腹を整えたりの改善が期待できるほか、優れた抗酸化力によって活性酸素の生成を防ぎ、若々しい毎日を助けたりします。
3.カリウム
カリウムはミネラルの一種で、体内のナトリウムとカリウムのバランスを調製することで、ナトリウムを水分とともに排出するといわれています。
ナトリウムの過剰摂取は高血圧の原因にもなりますので、カリウムは血圧にも良い影響をもたらす可能性があります。
4.食物繊維
レンコンに含まれる食物繊維は、腸を刺激するので、便秘のかたにうれしい物質です。
食物繊維は、腸や便への働きが異なる水溶性と不溶性の2種類に分類されますが、レンコンはどちらも含んでいるので、より便秘が気になる方におすすめです。
レンコンがアレルギーに及ぼす影響
栄養豊富でさまざまな効果・効能を期待できるレンコンですが、近年の研究では、さらに抗アレルギー物質を含んでいることが明らかになりました。徳島大学では、花粉症の症状が発現するメカニズムを解明し、レンコンに含まれる抗アレルギー物質が、花粉症の治療に有効であるとの報告を行ないました。[注2]
花粉症状は、ヒスタミンシグナルと、新規シグナルを介して引き起こされると言われますが、レンコンには新規シグナルを抑制する働きがあるため、花粉症の症状が改善するのではないかと考えられています。
なお、ヒスタミンシグナルは桑の葉や玉ねぎなどによって抑制することができ、2つのシグナルを抑制すると花粉症の症状が90%改善するという報告もあります。
[注2]農林水産技術会議|レンコンを活用した革新的花粉症治療法の開発レンコンを使ったアレルギーの季節のおすすめレシピ2つ
レンコンには抗アレルギー物質が含まれていますが、毎日のレンコン料理を作るのは大変なうえ、だんだん飽きてきてしまう人が多いでしょう。
そんなときは、レンコンパウダーを使って簡単&美味しい料理にチャレンジしてみてください。
ここでは、レンコンパウダーを使ったおすすめレシピを2つご紹介します。
1.レンコンパウダー入りヨーグルト
忙しい朝でもさっと食べられるおすすめレシピです。
まずは以下の残量を用意します。
<材料>
- レンコンパウダー:小さじ1
- ヨーグルト:適量
作り方はとても簡単で、適量のヨーグルトにレンコンパウダーを振りかけて混ぜるだけで完成です。
お好みで、はちみつやジャムなどを加えれば、毎日飽きずに食べられます。
レンコンパウダーはほぼ無味無臭ですので、ヨーグルトに混ぜても味が変わることなく、美味しくいただけます。
ヨーグルトには腸内環境を整え、免疫力をアップする働きがあるため、レンコンと組み合わせるとアレルギーへの相乗効果を期待できます。
2.レンコンパウダー入りいわしのつみれ汁
まずは以下の材料を用意します。
<材料>
- いわし:3尾
- 白髪ネギ:適量
- 塩:少量
- 卵白:1個分
- 生姜の絞り汁:小さじ1
- レンコンパウダー:小さじ1
- だし汁:300ml
- 醤油:小さじ1
<レシピ>
- いわしを手開きにし、皮を取り除いて包丁でたたき、すり身にする
- 1のすり身をボウルに移し、少量の塩を加えて粘り気が出るまで手でこねる
- 生姜のおろし汁、卵白、レンコンパウダーを加えてさらに練る
- 鍋に湯をわかし、3のすり身をつみれにして落とし4~6分ほどゆでる
- 鍋にだし汁を入れ、沸騰したらつみれを入れて温め、醤油小さじ1と塩少々で味を調える
- 仕上げに白髪ネギを添える
いわしを含む青魚には、アレルギー症状のもとになる物質の体内への放出を抑える不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
レンコンパウダーを加えると、つみれにもっちりとした食感が加わり、いつもと違ったつみれ汁を味わうことができます。
パウダーを上手に使ってアレルギー改善に取り組もう
レンコンパウダーの原料であるレンコンには、健康や美容に役立つさまざまな栄養素が含まれていますが、近年の研究ではさらに抗アレルギー物質の存在も報告されています。
ただ、レンコンによるアレルギー改善効果を期待するには、定期的かつ長期的にレンコンを食べる必要があります。
毎日レンコンを食べ続けるのは難しいので、どんな料理や食べ方にも対応できる便利なレンコンパウダーの利用がおすすめです。
れんこんファインパウダーは、国産100%の原料で、アレルゲンとなる特定原料を使用せずに製造されています。
アレルギーをお持ちの方でも安心して食べられますので、毎日の食卓にレンコンを取り入れたい方は、れんこんファインパウダーをご利用ください。