生姜パウダーの保存方法や賞味期限について解説
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生姜パウダーは生しょうがに比べると日持ちするため、長期間にわたって使用できる便利な食品です。しかし、保存方法を誤ると、品質が劣化したり、カビが生えたりする原因になることがあります。
生姜パウダーを安心・安全に使用するために、正しい保存方法をしっかり覚えておきましょう。
今回は生姜パウダーに適した保存方法や、カビの発生を防ぐ方法、生姜パウダーの賞味期限について解説します。
生姜パウダーに適した保存方法
生姜パウダーの品質をキープしたいのならどうしたらよいかをご説明します。
1. 湿気・水気を避ける
パウダーはとても乾燥した商品ですので、湿気を吸収しやすい状態です。開封したままで置いておくなどは避けてください。また、濡れたスプーン等のご利用は避けてください。湿気・水気はカビを発生しやすくします。
容器の変更や小分けして保存される場合は、それぞれに乾燥材を入れましょう。
2. 直射日光を避ける
パウダーは直射日光を長時間浴びると、本来の風味が変化したり、低下したりします。
容器の変更や小分けを行う際は、それぞれアルミで包むなど日光に当たらないような措置をお勧めします。
3. 密封して酸素を避ける
パウダーは酸素に触れると、酸化という化学反応を起こし、本来の風味が変化したり、低下したりします。
容器の変更や小分けして保存される場合は、それぞれ容器内の空気をなるべく減らしてください。酸化防止剤を一緒に入れておくのがベストです。
4. 冷蔵庫・冷凍庫での保管
パウダーは基本的に常温での保存で問題はないですが、夏場に長時間室温が40℃を超えるようならば冷蔵庫での保存をお勧めします。高温が続きますと酸化を早めてしまします。
冷蔵庫・冷凍庫で保管する場合は、冷蔵庫・冷凍庫から出した直後での使用はお控えください。
すぐに開封すると、冷たいものに結露が発生するように、パウダーが急激に湿気を吸収してしまします。常温にもどして湿気の吸収を防ぎましょう。
生姜パウダーのカビを防ぐ方法
カビは温度・湿度ともに高い環境で繁殖しやすいため、水分をほとんど含まない生姜パウダーは、本来カビが生えにくい食品といえます。
ただ、乾燥しているパウダーは水分を吸収しやすいので、何度か袋や容器を開け閉めしていると、空気中に含まれる水分を吸い込んでしまう可能性があります。
カビは短時間であっと言う間に繁殖するため、一度袋や容器内でカビが発生してしまったら、廃棄するしかありません。せっかくの生姜パウダーを無駄にしてしまわないよう、生姜パウダーを保存する際は、以下の方法でカビの発生を防ぎましょう。
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1. 乾燥剤を入れる
密閉できる袋や容器の中に、さらに乾燥剤を入れておくと、内部の湿気を吸い取ってくれるので、カビの発生を予防できます。
乾燥剤は100円ショップやホームセンターなどで販売されています。
2. 乾いたスプーンを使って取り出す
生姜パウダーを使用するときは、必ず乾いたスプーンですくって取り出すようにしてください。濡れたスプーンや素手で取り出すと、手についた雑菌が生姜パウダーに移り、カビが繁殖する原因となります。
スプーンは生姜パウダー専用のものをわざわざ用意しなくてもOKですが、一度使ったスプーンを袋や容器の中に入れたままにすると、柄の部分についた手の雑菌がパウダーに移ってしまう可能性がありますので、毎回新しいものに交換しましょう。
どうしても素手で取り出したいというときは、ポリエチレン製の使い捨て手袋をはめておけば、雑菌の侵入を予防できます。
3. 手作りの生姜パウダーはしっかり乾燥させる
自宅で生姜パウダーを手作りしている場合、乾燥が不十分だと生姜に湿気が残り、カビが繁殖しやすくなります。
生姜パウダーを手作りする方法には、天日干しのほか、レンジやオーブンを使った方法がありますが、いずれの場合もパウダーにする前に、一度乾燥具合を確かめてみましょう。
手で簡単に砕けるようなら問題ありませんが、ふにゃふにゃしていて砕けない場合は湿気が残っている証拠ですので、乾燥時間を延長しましょう。
生姜パウダーの賞味期限
生姜パウダーの賞味期限は商品によって異なりますが、製造から1〜2年に設定されている場合が多いようです。
たとえば三笠産業の生姜ファインパウダーなら、製造日より2年にわたって品質をキープすることができます。
商品は賞味期限が半年以上残ったものを発送するので、毎日コツコツ使い続けたい方におすすめです。ただこれは未開封の場合で、一度開封してしまうとどんなに気をつけていても空気が入ってしまい、徐々に酸化が始まってしまいます。
正しく保存すれば長持ちしますが、開封後はなるべく早めに消費することを心がけた方がよいでしょう。
生姜パウダーは正しく保存すれば長期間使用できる
生姜パウダーは、生姜を乾燥させて粉末状にしているため、生しょうがや生姜チューブなどに比べると、長期間品質をキープできます。
賞味期限はおよそ1~2年ですが、高温多湿の環境下で保存しているとカビが生える原因となりますので、密閉できる袋や容器に入れた上で、冷蔵または冷凍保存するのがおすすめです。
三笠産業の生姜ファインパウダーは、賞味期限が製造日より2年ですので、毎日コツコツ生姜を使いたい方にぴったりです。チャック付きの袋に入っているので保存もしやすく、さっと取り出して食べ物や飲み物にお使いいただけます。
商品ラインナップも10g・25g・100g・1kgと豊富ですので、ご家庭の用途や使用ペースに合わせてご活用ください。